Reprise! Broadway best "Pippin" At UCLA Freud Playhouse

Cast
Leading Player - Sam Harris
Pippin - Michael Arden
Charles - Conrad John Schuck
Lewis - Abe Sylvia
Fastrada - Luba Manson
Berthe - Mimi Hines
Catherine - Jean Louisa Kelly
Theo - Graham Phillips
Players ----他12人

舞台はそれほど大きくなくオーケストラが舞台の上にあった。15人の小編成だった。キャパは550席でいい感じだわ。観客は大方の予想通り、白人のお年寄りばかり、なんかタンクとか点滴と持ってるもう死にかけの人ばかりだ。いわゆる地方公演ってどこもこんな感じよね。キャストは全部で20人。こじんまりでいいね。
あのオルガンのイントロがなるとゾクゾク!とする。さあ始まるぞ!!!って感じがするんだよね。まずLeading player登場。どんなんかなーとどきどき。始まりは全員白い手袋をしていて手だけが浮き出ている状態。まるで手話のようにそれを動かしとても綺麗。白人の男の人だったけど、動きが軽やかで声の領域、幅が広い!うむBen Vereenとは行かないけどかなりいい感じ。ちょっとイキナリセクシーすぎる気もするけど期待大!
Magic to doが終わって、さっき私の横に座ったPippin=Michaelが舞台に引っ張りだされ歌いだす。ベネフィットと違い完全にショーの中のショーとしてPippinを向かいいれ、観客に向かってまだまだ彼は緊張していてまだ上手く台詞がいえないところがあるけど。。。。と説明しながら真中に立たせると"Can I have some more light please ?"と言ってあまり緊張していないことを知らせるPippinの台詞、その後そっと歌いだすのだけど、、、うわ、彼のCorner of the sky....ほんとAmazing....音程をわざと変えて裏から歌っているところが特に好き。しかも前回よりもぐっとよくなっている。途中靴を脱いではだしになるんだけど、え、このまま続けるのかと思ったら本当に続けるみたい。足の裏痛くないのかなー。腹違いの弟のLewisなんだけど、ちょっとゲイっぽくしかも滅茶苦茶おかしい~。笑いをこらえられなかった。特にLewis loves Lewisの場面。母親が新しい服(鎧?)をSurprise!!!と差し出したときまるでLOTRのナズグルみたいなサウンドを出しながらキャー―!!!って叫び、喜ぶ様が大爆笑。今回で一番笑ったところかも?好きな台詞は How I shine〜♪
あとこれはそれぞれの役名がないお芝居なので表現しずらいところではあるけど、いつも炎を持っているPlayerが事あるごとにNow?と聞くこの微妙なタイミングがおかしくて、ネタバレで申し訳ないが、彼は最後Finaleのシーンで火の輪くぐりの輪に炎をつけそこに飛び込む役なのだ。しかもこれは最後の最後にしか出てこないものなのに、なんとなく事が収まると必ずNow?と聞いてくる。これは回数重ねるごとに笑えるんだわ。一回目、Not now…later二回目、of course not now idiot!
と引っ込まされるとこ好き。ここからは申し訳ないと思いつつ知ってる人じゃないと面白くもなんともない。私の記憶メモ用。適当に飛ばしてくださいませ。さてさて、私の好きな場面・・・
一幕
Magic to do 全員がWe've got magic to doのところでそれぞれマジックをするのが面白い。これってBroadwayもそう?あー早く図書館で見たくてたまらん。でも途中結構大仕掛けのマジックがあるのに誰も喜ばないのは何故?あれ結構凄いと最前列で見てて思ったんだけどなぁ、、、。
Corner of the sky 余談。。途中、服を脱いで靴も袖に一個ずつ脱いで投げるんだけど袖でLewisが受け取ってたよ。。。二番目のコーラスの歌い方が特に気に入ったなぁ。二番の始まりSo many…の嬉しそうに走り出すところも新鮮。うひゃーこれはちょっとオリジナル超えてるな。あとは上記に書いてしまったので。。。。省略。
Welcome home これはCDに入っていない曲なんだけど、最初のHello!と最後のthank you…Sir..可愛いね。
War is a scienceの前、Leading Player(ではないのかもしれない)が剣を持ってきたので受け取るが、あ、君には必要なかったね、と剣を奪われそうになり、"I'm prince Pippin!!!" と取り戻そうとするが"Who?" "…..prince….Pippin….one day …I'll be King…."と自信なさそうに主張する所。その後、兜をかぶせてもらってでもそれがきちんとかぶれていないまま"I'm soldier…"と喜ぶシーン。War is ,,,の一人で合わないシーン。一回目Yeah!って全員で言った後二回目は何故かPippinだけYeah!といって顰蹙を受ける。もう1度皆に合わせようとHa!!!と叫ぶがやっぱり合わなくて、けほっとむせるところ。しかも最後ふてくされてだらっとしていたら出発しちゃって慌てて出て行く。この後国王がタップ踏むんだけど、できれば本当にやって欲しかったな。ここはさすがに前のTerrence Manの方が上手だった。と、いうよりは今回の国王役は私の中ではまあまあ、かな。あとこの人の発音全然聞き取れなかった。
Glory Playerが3人で踊る見せ場で、いかにもシカゴみたいなフォッシースタイルでのダンスを披露するところ。リーダーと他に二人が帽子を使ったテクニックを見せるシーン。当然SamとダンスキャプテンのChristaは完璧にこなしているんだけどどうもこれSuzanneが苦手らしく何度も帽子を落としてもう最後は無理やり合わせたって感じ。。ちょっと笑えた。その後、戦争と殺戮を表すシーンで手とか足とか跳んでくるんだけど観客がみんなOh god,,,と言っていてこのリアクションもアメリカならではだよね。最前の席で見たときほんとにグロテスクに出来ていて気持ち悪かった。最初面白くてじっと見てたのだけど段々気分悪くなっちゃったのよね。。。
No time at all これは日本では有り得ないけど、会場全員で大合唱だった。もち私も歌いましたわ。でもおばあちゃんはやっぱりオリジナルが良いですな。彼女も悪くはないけど。。エレガントさが足りない気がする。。。それを寝転がりながら聞いたり歌ったりするPippinが可愛い。あと男性ダンサーがなんか笑える感じよね、おばあちゃんの下僕になってるよね。
With you の時、あちこちの女性に翻弄されながらPippinが陶酔しきった顔をするところと、やっぱり今回もあったね、Excuse me…。そしてto hold me when dreams are done〜♪と歌いながら気がついたら女性の臀部を触って、Oh….と慌てて手を外すシーン。こんなに綺麗な歌歌ってるのにそれを一瞬にして笑いに変えるところがほんとおかしいわ。この後も曲調が変わり結構激しいしかもかなりセクシーなダンスシーンがあるんだけど、70年代の雰囲気が満載、なんかちょっと真夜中のカーボーイ風サイケな場面でかっこよいな。マリファナを吸わされるシーンも出てきてなんか時代を感じさせる。
Spread a little sunshine Fastrada役のLuba Mansonが超ミニドレス、ロングブーツで踊るシーン。しかもやっぱりちょっとM系なLewisがおかしいんだこれが。それにTo the promise land〜♪の振り付けが好き。可愛いくてエレガント。ちょっと母親役として若すぎるかなと思うけど嫌いではない。なんせおかしいんだよね。特に王冠を持っていつか自分の息子が王になることを想像し喜びに酔いしれているところ。なんと日曜のマチネは、PlayerのNow?の人がそれを見てもうショーと関係ないところで本気で大爆笑してたわ。いいのか?でも出来れば衣装はベネフィットみたいなロングドレスがよかったんだよね。かといってJulia Murneyが好きかと言うと、そうでもないんだなこれが。でもオリジナルよりずっと好き。
Morning Glow 父である国王を殺害した後、まだ手が震えている、、、と歌った後イントロが始まってゆっくりと歌いだすところ、もう凍りつきそうなほど出だしが綺麗!コチコチに席で凍ってました間違いなく。前回よりちょっと押さえ気味だけど最後の部分は熱唱で、なんて彼の声Beautiful&Strongなんだろうと思う。こんな風に大切に歌われてしまうとほんと困る。だってこの曲は私がいつか死んだ時のお見送りの曲にすることをもう10年も前から決めているんだもの。そのくらい私はこの曲と詩が大好きで、長年大切に思ってきたものなのだ。(流石にこんなこと手紙に書いたら引かれると思ったからかかなかったけど、しかもRENTじゃないの?って突っ込みがきそうではあるが。。苦笑)特にWe should have started long agoから後のラストパートまでの下り、本当に感動的。周りの席の人も感動してたようで毎回ここのシーンBravo!とか言ってみな拍手喝采だったね。。これはこんなこと何度も書いて本当に申し訳ないけどオリジナルキャスト超えてるってまじで。作者も認めてますし。CDより感動的だもの。
Magic to do reprise この後国王としての威厳と信頼を一気に失ってしまい、また路頭に迷うPippinを強引にFinaleに持っていこうとするんだけど逃げられてしまうシーン。大丈夫!必ず素晴らしいエンディングを約束します!とLeading playerが観客に語りかけるところ、you look really worry…この台詞ははじめて聞いた。実は初めてこうやって1幕2幕があるバージョンを見たのでこういう風に続くのかと一人で感心していたのであった。追記として、あのPippinのナイフおもちゃの刃の部分が引っ込むものなんだけど、何も見つけられない事を悔しがりながらそのナイフを自分の手に何度もぶつけるところが受けました。。。
二幕
Right Track 今回一番びっくりしたのが、二幕の初めのこのダンスシーン、Leading PlayerとPippinがダンスバトル(ってなんかいまいちな表現)をするんだけど凄いのよ。超カッコいい!彼こんなに踊れる人だったのか!!!とびっくり。知識として彼は小さい頃から専門の学校に行っていたのは分かっていたけどちょっと見る目変わったなぁ。軽やかだったね。特に中盤の所、二人の踊りをシンクロさせるところは、ぴったりと息の合った動きが本当に凄かった。このことを知ったらこれを見ることの出来なかった彼のファンは絶対に悔しがるよ。11月の比じゃないこれは!はるばるLAまで見に来てよかった。これを見れない人ほんともったいない。毎回二幕が始まるの本当に楽しみだったし、何気にこれが見たくて通っていたような気がしてならない私であった。あとI'll never find it ...never ...never ...never ...never! Shit!可愛い。。。
He was there これもCDにないのではじめて?(もしかしたらさっきから初めてと騒いでいるけどTV版で見てる可能性大。)JeanのCatherine小さくて可愛い。悪くないね、声もいいし。Pippinの足の裏が堪能?できる場面だね。当然歌詞カードもないから詩は知らないけどよく分かった。
Kind of Woman 足の裏フェチなCatherineに倒れているところを拾われ、Pippinがあまりに素直じゃないので何度かむかついて嫌いになりそうなんだけど彼の足の裏を見ると許しちゃうってところが可愛い。わざと足の裏だけ見えるようにして寝ているのがついつい笑ってしまいますわ。しかもここでCatherineが自分の事情を話しちょっとPippinも彼女に興味を持ち始めたところでなぜか突然Leading playerに"reading naggingly…"といわれしぶしぶPippin!!! pleeeeease!!help meeeeとシャウトするのおかしいわー。それにびっくりしてPippinが思わずOk okと答えてしまうのよね。そ、それが狙い?(笑)それにしてもベッドの上のPippinが超ふてぶてしいのが笑える、
Extraordinary Pippinが嫌々畑仕事を手伝うことになるんだけどほんと嫌そうで。。。しかも種を巻くところ最後放り投げてもうやる気無い!って顔するんだけど、それを見たCatherineがくすくす笑って見ているシーン。彼女魅力的だわ。実は彼女、TVに結構出ている人みたいで部屋のTVで偶然見たのだった。。。びっくり。そういえば一度だけ二回種をぶちまけてたなぁ、もう止めたー!って感じで。後はぶちまけは全部一回ずつだけだった。
Player for a Duck これも爆笑シーンの一つだけど、CatherineにNothing say something,,,といわれPippinがit is very sick duckと見放そうとするがとりあえずGod I know it's going to sound ridiculous….と言った後死にかけたアヒルを抱いて一日中拝むシーン。。。ガクってDuckが昇天してしまうところの絶妙の間がたまらない。
Love song これはほんとそのタイトルどおり二人で愛を語るんだけど美しいシーンだなぁ。私はこのシーンがとても好き。何故ならPippin唯一の幸せなシーンだから。あとはじめてのキスシーンが。。。切ないね.。キスはするんだけど最初凄く戸惑って。。。でも段々心を許していってってところがドキドキしちゃいますわ。しかも後ろで流れている曲が好き。あ、もちろん!歌の直前のベッドシーンをバレエで表現するシーンも好きだわ。やっぱり大爆笑。しかも一回目失敗した後の、PippinのI think I forgot…..but you know I think it will be better…next time…?の照れくさそうなところ。さらにその後6ヶ月にお祝いってことでプレゼントを貰う前足をぶつけるんだけど、これはどうやら演出らしい毎回ぶつけてた。
Finale これはいつまでも結論のだせないPippinにしびれを切らしたLeading playerによって火の輪くぐりというリアリティショー的衝撃的な結末を目の前に用意され、戸惑い、苦しむシーンで、ここは一番楽しみにしていた場面。なぜかというと前振りが長くなるけれど約20年前、ある私のお気に入りの番組でBroadway musicalの御誘いというタイトルの週があり、その頃流行っていたり人気のある作品、もしくは名作をダイジェストに紹介した、しかもこの番組はナレーションが一切なく簡単な字幕だけの非常にシンプルなもので、むしろそれがぐっときたのだ、その時最後に紹介されたのがPippin.。しかもこのFinaleのシーンで未だにそれが脳裏に焼きついている。何故ならおそらく20回以上はビデオで繰り返し見ていたからだ。そのシーンを記憶の彼方にうっすらと覚えていながらみる私の興奮といったらなかった。。振り付けが大分違っていて一番最初はちょっと違和感が。。。でも、落ち込んでいるところを徐々になだめられ盛り上げられ段々笑いながらしかも最後にはPower and GloryのところPippinがもうやけくそになって泣きそうになりながら無茶苦茶に踊りまくるところがあって、それを見た瞬間フラッシュバックが起こった。ああ!そう、こんな感じだった。これに感動して絶対に死ぬまでに1度はpippinを見ようって、見てから死のうって思ったんだってね。これがこんな形で、しかも好きな役者で見る事ができたことに感動してしまった。そしてこのとき、Michael ArdenとJohn Rubinstainの表情が重なって見え、最後に一人の"Pippin"になった。この喜びはきっと誰にも分かってもらえそうにないけど。。。でもとりあえず一つ成し遂げた気分。

さて、話は戻って最後の最後、Broadwayバージョンは服も脱がされてるのが、今回はマイクを外されてしまうのと靴を履きなおすだけなんだけど、Pippinはマイクがない生の声だけの状態で精一杯の声で会場へ訴えかけるシ~ンがあり、そこで涙をこらえながらCatherineとTheoを抱きしめるところ、、、泣けるんだな。しかも最後列でもきちんと声が届いていて感動的。前回のベネフィットでも感じたけど、MichaelがBareで見たときの張り裂けそうな歌い方は避けて、大切に歌おうとしているのがいい感じ。何気にちょっとそこが引っかかっていたので全て良いと思えなかったけれどそれをしなければわたしの中では完璧だわ。そしてやっぱりこういう痛々しいnaiveで無邪気な役は彼の得意とするところなのかもしれない。あとは舞台を嬉しそうに駆け回る姿はやっぱりLovableだったな。あとちょこっとこもる独特な喋り可愛い。でも歌うとはっきりするのよね。微笑ましいことに、なんと最後全員のアクターの名前を呼びながら一人ずつ紹介していくんだけど、SamとMichaelが異常に腰の低いこと。その後みんなでMagic to doを自由に歌うところキャストがみんな可愛くて好きだなー。でも不思議なことにスタンディングオベーションないんだよ。。。一度もなかった。流石に前の席だと徐々に立ち辛くなり最後まで立つことはなかったけどね。。。私が思うに5回のうちお客ののりはおそらくこの日つまり金曜が最高であったと思われる。Magic to doが始まったところで拍手が起こったのこの日だけだったから。それにしても、やっぱり一夜限りイベントと違いまとまっていてみな楽しそうに演じていてよいね。

いや。。。地方公演にしておくにはもったいないショーでした。みなさんにもぜひMichael'sPippinを見て欲しかったなぁ。